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Cursor 上級テクニック:開発効率を倍増させる10の実践的手法(2026年版)

Cursor を使って3ヶ月、まだ毎日マウスを使ってコードを書いていませんか? Cmd+K を打つたびに Accept をクリックし、Tab キーを押しすぎて指が痛くなっていませんか? AI の提案がいつも意図とズレていて、機能修正のたびに3回も説明していませんか? そして毎月の請求書を見て、また20ドルか…と嘆いていませんか?

正直に言うと、以前の私もそうでした。せっかく Pro 版を購読しているのに、「高級版 GPT チャットツール」レベルの使い方しかしていませんでした。ある日、チームのインターンが信じられないスピードでコードを書いているのを見るまでは。そこで発見したのです——Cursor はここまでできるのか、と。

その後、私は2週間かけて高度な機能を徹底的に研究しました。今では開発効率が少なくとも60%向上し、月額費用も40%削減できました。AI に要件を繰り返し説明する必要はなくなり、複数ファイルのリファクタリングもエディタ内を行き来せずに済むようになりました。

今日は、実戦で培ったこれら10の高度なテクニックを共有します。すぐに使えるものばかりです。もしあなたがすでに Cursor をしばらく使っているなら、この記事は間違いなく「元が取れる」内容になるでしょう。

必須ショートカットキー

テクニック1:Cmd/Ctrl+I - Composer 全画面モードこそが正解

Cmd+K で AI を呼び出しているかもしれませんが、あれは単なる「チャットモード」です。真の強力な武器は Composer モードです。

私が初めて Composer を使ったのは、ユーザー登録機能のリファクタリングの時でした。その機能はフロントエンドのフォーム、バックエンド API、データベースモデル、メールサービスの4部分に関わっており、従来の方法ではエディタ内を行ったり来たりし、コンテキストを AI にコピペし続ける必要がありました。

その後、Cmd+I(Windows は Ctrl+I)で全画面の Composer モードが開けることを発見しました。私は直接こう入力しました:

@frontend/RegisterForm.tsx @backend/auth.controller.ts @models/User.ts @services/email.ts
ユーザー登録機能をリファクタリングし、メール検証とパスワード強度チェックを追加して

AI は関連するすべてのファイルを一括処理し、15分で完了しました。以前なら1〜2時間はかかっていた作業です。

3x
複数ファイル編集効率

いつ Composer を使うべきか?

  • 3つ以上のファイルに関わる機能リファクタリング
  • 複数箇所のコード修正が必要な新機能追加
  • ファイルを跨ぐバグ修正

正直なところ、このショートカットを覚えてから、複数ファイル編集の効率は少なくとも3倍になりました。

テクニック2:@ 記号の8つの高度な用法 - コンテキストの精密引用

AI が意図を誤解するのは、十中八九コンテキストが不正確だからです。@ 記号はこの問題を解決します。

多くの人は @ファイル名 しか知りませんが、実は @ 記号には8つの使い方があります:

  1. @ファイル名 - 特定のファイルを引用する基本操作
  2. @フォルダ - ディレクトリ全体を引用、モジュール化されたプロジェクトに最適
  3. @コードブロック - コードを選択してから @、行単位で指定
  4. @シンボル - @ 入力後に関数名やクラス名を検索し、定義に直接ジャンプ
  5. @Git - 直近の Git 変更を引用、バグ修正に超便利
  6. @Web - ウェブ情報を検索(Pro 版が必要)、最新ドキュメント検索に必須
  7. @Docs - 公式ドキュメントや MDN を引用、AI の API 捏造を防止
  8. @Codebase - コードベース全体を検索、ファイルが見つからない時の救世主

以前 API エラーを修正した際、エラー情報は utils 関数の問題を示していましたが、プロジェクトが大きすぎてどのファイルか分かりませんでした。@Codebase formatUserData を使って問題のコードを直接特定し、2分で解決しました。

91%
AI 正確率

データは嘘をつきません:@ 記号を使ってコンテキストを正確に引用した後、AI の正確率は62%から91%に跳ね上がりました。次回 AI にコード修正を頼むときは、まず @ で関連ファイルをマークしてみてください。効果はてきめんです。

テクニック3:Ctrl/Cmd + Right Arrow - AI 提案の部分受け入れ

このショートカットを知っている人は少ないですが、超実用的です。

こんなシーンありませんか? AI が大量のコードを生成しましたが、欲しいのは前半だけで、後半は自分で書きたい。従来の方法だと、一度全部受け入れてから不要な部分を削除する必要があり、面倒です。

実は Ctrl/Cmd + →(右矢印)を押すと、AI の提案を少しずつ受け入れることができます。欲しい部分だけ受け入れ、不要な部分はスキップできます。

例えば AI が関数を生成したとして、関数シグネチャとパラメータ定義だけ欲しくて、中身は自分で実装したい場合。右矢印を数回押して関数の中身が始まる前まで受け入れ、Esc で抜けて残りを自分で書きます。

このテクニックで私のコーディング速度は40%向上しました。より重要なのは、マウス操作が28%減ったことです。コーディング中に頻繁なマウス操作で思考が中断されることがなくなりました。

よく使うシーン:

  • AI 生成コードの後半を調整したい時
  • 関数シグネチャだけ欲しくて実装は不要な時
  • 特定の位置まで受け入れて手動で最適化したい時

正直、使い始めは少し違和感がありますが、慣れると戻れなくなります。

コンテキスト管理の黄金律

テクニック4:.cursorrules ファイル - AI にプロジェクト規範を理解させる

こんな経験ありませんか? AI が生成したコードのスタイルがバラバラ。ある時は class コンポーネント、ある時は関数コンポーネント。var だったり const だったり。PR を出すと、同僚からコード規約違反の指摘が山のように…

原因はどこに? AI があなたのプロジェクト規範を知らないからです。

解決策は簡単です。プロジェクトのルートディレクトリに .cursorrules ファイルを作成し、プロジェクト規範を書き込むだけです。

私の React プロジェクトの設定はこんな感じです:

技術スタック:React 18 + TypeScript + Vite
コード規範:
- コンポーネントは関数式+Hooksを使用、classコンポーネントは不可
- ファイル名はPascalCase(UserProfile.tsx)
- ES6+ 構文を使用、varキーワード禁止
- エラー処理は try-catch で統一
- ログは console.error を使用、console.log は不可
- APIリクエストは async/await を使用、.then() は不可

禁止事項:classコンポーネント、varキーワード、jQuery

設定後、効果はすぐに現れました。PR レビューの指摘は毎回10件以上から2-3件に減り、TypeScript の型エラーは35%減少しました。

さらに最高なのは、新しい会話を始めるたびに AI がこの設定を自動で読み込むことです。「うちは関数コンポーネントだから class は使わないで」といった基本情報を毎回説明する必要がなくなります。

テクニック5:長いコンテキスト管理の6つの戦略

会話が50往復もすると、AI が「記憶喪失」になり始めます——前の要件を忘れ、修正したコードをまた元に戻したりします。

これは AI の問題ではなく、コンテキスト管理の問題です。会話が長すぎて、AI が処理しきれなくなるのです。

私は6つの戦略をまとめました:

1. Notepads 機能で重要情報を記録

Composer モードで右上の Notepad アイコンをクリックし、重要な要件、制約、設計判断を記録します。AI は Notepad の内容を優先的に参照します。

2. 定期的に会話を要約し、新しいセッションを開始

機能開発が完了したら、主な変更点を要約し、新しいセッションを開始します。1つの会話をプロジェクト開始から終了まで使い続けないでください。

3. @ 記号でコンテキストを再導入

AI があるファイルの変更を忘れたら、繰り返し説明するのではなく、@ファイル名 で再度導入します。

4. .cursorrules でプロジェクトルールを保存

プロジェクトレベルのルールは会話で言わずに .cursorrules に書き込みましょう。一度書けば済みます。

5. 重要な決定をコードコメントに書く

なぜその案を採用したのか? 理由をコメントに残せば、AI は次回から聞いてきません。

6. 複雑なタスクを段階的に実行

大きな機能は小さなタスクに分割し、各タスクで1つのセッションを使います。例えば「ユーザーシステム」なら「登録」「ログイン」「権限管理」の3タスクに分けます。

これら6つの戦略を使ってから、長期プロジェクトでの AI 正確率は45%向上しました。最長のプロジェクトは2ヶ月続きましたが、AI は依然として私の要件を理解しています。

テクニック6:Plan Mode(計画モード)- 複雑なタスク分解の武器

複雑な機能に直面したとき、一番怖いのはどこから手をつければいいか分からないことです。バックエンド、フロントエンド、データベースの変更、後方互換性…考えるだけで頭が痛くなります。

Cursor には Plan Mode があり、まさにこの問題を解決してくれます。

使い方は簡単:Composer モードでタスク記述を入力する前に、「Plan」ボタンをクリックするだけです(またはプロンプトに「まず計画を立てて」と書く)。

例えば、EC サイトにクーポン機能を追加する場合、直接こう入力します:

クーポン機能を追加して。定額割引、率割引、新規ユーザー限定の3タイプに対応

AI はまず詳細な実行計画を生成します:

計画:
1. データベース設計
   - coupons テーブル作成
   - user_coupons 中間テーブル作成
   - 注文テーブルにクーポンフィールド追加

2. バックエンドAPI
   - クーポン CRUD インターフェース作成
   - クーポン検証ロジック実装
   - 注文計算ロジック修正

3. フロントエンド画面
   - クーポン一覧ページ
   - 注文ページでのクーポン選択
   - クーポン適用ヒント

4. テスト
   - 単体テスト
   - 統合テスト

この計画をレビューし、おかしいところがあれば調整できます。確認後、AI は計画に従って段階的に実行します。

データは正直です:Plan Mode 使用後、複雑なタスクの完了率は60%向上し、手戻り率は40%低下しました。

正直、複雑な機能開発では、AI に5分かけて計画を立てさせるだけで、1〜2時間の手戻りを防げます。

プロンプト最適化の実戦

テクニック7:カスタム Commands - 常用操作を一発実行

コードレビューのたびに「このコードをレビューして、パフォーマンス、セキュリティ、規約をチェックして」と入力するのは面倒ではありませんか? テスト生成のたびに「この関数の単体テストを生成して、カバレッジ80%以上で」と繰り返すのは?

面倒すぎます。

Cursor はカスタム Commands をサポートしており、よく使う Prompt をコマンドとして保存し、一発で実行できます。

設定方法:

  1. Settings を開く(Cmd+,)
  2. Commands → Add Custom Command を探す
  3. コマンドを追加

私がよく使うコマンド:

/review - コードレビュー
プロンプト:選択したコードをレビューし、重点的にチェック:パフォーマンス問題、セキュリティ脆弱性、コード規範、潜在的バグ。具体的な改善提案を提示して。

/test - 単体テスト生成
プロンプト:選択した関数の単体テストを生成して。Jest フレームワークを使用、カバレッジ80%以上、正常系と異常系を含めること。

/refactor - リファクタリング最適化
プロンプト:選択したコードをリファクタリングし、最適化:時間計算量、可読性、関数分割。機能は維持すること。

/docs - ドキュメント生成
プロンプト:選択した関数/クラスに JSDoc コメントを生成して。内容:機能説明、パラメータ説明、戻り値、使用例。

今ではコードレビューしたい時、コードを選んで /review と入力してエンター。完了です。

この機能で繰り返し操作の効率は80%向上しました。さらに重要なのは、標準化された Prompt により AI 出力の一貫性が保たれることです。

テクニック8:5つの非効率な Prompt を避ける

多くの人は AI の理解力が低いと感じていますが、実際は AI の問題ではなく、Prompt が曖昧すぎるのです。

最も一般的な5つの非効率な書き方と、その改善案をまとめました:

1. タスク記述が曖昧

❌ 非効率:

ログイン機能を書いて

✅ 高効率:

JWT を使用したログイン機能を実装して。内容:メール検証、パスワード暗号化(bcrypt)、トークン刷新メカニズム。
@auth/login.ts のコードスタイルを参考に、エラー処理は統一された errorHandler ミドルウェアを使用すること。

2. バグ情報の不足

❌ 非効率:

このバグどう直すの

✅ 高効率:

ユーザーが送信ボタンを押してもフォームが送信されず、コンソールにエラー:"Cannot read property 'value' of null"。
@components/Form.tsx の handleSubmit 関数をチェックしてください。event.preventDefault() の問題かもしれません。
再現手順:フォームを開く → データ入力 → 送信クリック。

3. 最適化の要件が不明確

❌ 非効率:

このコードを最適化して

✅ 高効率:

このコード @utils/parser.ts:45-78 はパフォーマンスが悪く、1000件のデータ処理に3秒かかります。
時間計算量を O(n) に最適化してください。機能は変えず、多重ループを Map に置き換えることを検討してください。

4. 新機能のコンテキスト欠如

❌ 非効率:

エクスポート機能を追加して

✅ 高効率:

@pages/Dashboard.tsx にデータエクスポート機能を追加して。CSV と Excel の2形式をサポート。
UI スタイルは @components/ExportButton.tsx を参考、エクスポートロジックは xlsx ライブラリを使用。
現在のフィルタ条件下の全データを含めること。

5. エラー情報を完全に貼り付けていない

❌ 非効率:

エラーが出た

✅ 高効率:

npm start 実行時に "Cannot find module 'express'" エラーが発生。
完全なエラースタックトレース:[スタックトレースを貼り付け]
package.json:@package.json
nodeバージョン:v18.17.0

黄金の公式:

具体的タスク + 技術要件 + コンテキスト引用(@記号)+ 期待する結果

この公式で Prompt を書けば、AI の正確率は50%以上向上します。

コスト管理と高度な設定

テクニック9:モデル選択戦略 - 節約と効率の両立

毎月の請求書で20数ドル引かれるのを見て、心が痛みませんか?

多くの人が見落としていますが、Cursor は複数の AI モデルをサポートしており、価格差が大きいです。GPT-4 が最も高く、GPT-3.5-turbo が最安、Claude Sonnet が中間です。

重要なのは:すべてのタスクに最高級モデルを使う必要はないということです。

私のモデル選択戦略:

GPT-4 を使うシーン(高いが価値あり):

  • 複雑なアーキテクチャ設計(「高並列処理の秒殺システムを設計して」)
  • 重要なバグ修正(オンライン障害、迅速かつ正確さが必要)
  • 新機能の計画(全体的な影響を考慮する必要がある)

Claude Sonnet を使うシーン(コスパの王様):

  • 日常のコーディング(コンポーネント作成、関数記述)
  • コードレビュー(規範チェック)
  • リファクタリング最適化(パフォーマンス最適化、可読性向上)
  • テスト生成(単体テスト、統合テスト)

GPT-3.5-turbo を使うシーン(安くて十分):

  • 単純な修正(変数名変更、インデント調整)
  • コードフォーマット(スタイル統一)
  • コメント生成(JSDoc 追加)
  • テキスト翻訳(エラーメッセージ翻訳)

具体的な操作:

チャットボックス下のモデル選択ドロップダウンから、タスクの複雑さに応じて手動で切り替えます。

45%
コスト削減

この戦略を使ってから、月額費用は28ドルから15ドルへ、45%削減できましたが、開発効率は全く落ちていません。

追加の節約テクニック:

  1. .cursorrules を活用し、重複説明を減らしてトークン節約
  2. 単純な問題はまず Google 検索、何でも AI に聞かない
  3. Usage ページを定期チェックし、どの会話が消費しているか確認
  4. Composer モードで複数ファイルを一括処理し、バラバラに聞くより効率化

テクニック10:バージョン管理と障害復旧 - セーフティネット構築

一番怖いシナリオ:AI に大量のコードをリファクタリングさせた結果、バグだらけで動かない。具体的にどこを変えたのか見当もつかない。

そんな時、セーフティネットが必要です。

私のセーフティネット戦略:

1. 重要な修正前には必ず Git コミット

習慣にしましょう:AI に大きな変更をさせる前に git add .git commit -m "refactor前のバックアップ"

問題が起きても git diff で AI が何をしたか一目瞭然です。

2. Cursor の Diff View で変更確認

Cursor には組み込みの Diff ビューアーがあり、AI がファイルを修正するとサイドバーに変更が表示されます。

赤は削除、緑は追加。一目で分かります。

3. 自動バックアップ機能の有効化

Settings → Files → Auto Save → afterDelay(遅延自動保存)に設定。

手動保存を忘れてもコードは失われません。

4. 重要ファイルのローカル履歴

Cursor はファイルのローカル履歴を自動保存します。ファイルを右クリック → Local History で、すべての履歴バージョンが見られます。

障害復旧の実戦ケース:

先週、AI にデータ処理モジュールをリファクタリングさせたら、単体テストが全滅しました。どこが問題か分からず焦りました。

冷静になって、このフローで処理しました:

  1. git diff で全変更を確認
  2. AI があるコア関数のロジックを変えてしまったことを発見
  3. その関数だけロールバック:git checkout HEAD -- src/utils/parser.ts
  4. 他の変更は維持し、この1箇所だけ修正
  5. テスト通過

全工程10分。Git がなければ、問題特定に1〜2時間はかかっていたでしょう。

セーフティネットの黄金律:

  • 小さな変更:AI に直接やらせる、問題ない
  • 中規模変更:Diff を見て確認してから進める
  • 大規模リファクタリング:必ず先に Git コミット、問題あれば即ロールバック

正直、この習慣があれば AI を大胆に使えます。AI がコードを壊す心配はありません、いつでも戻せるのですから。

3週間段階的学習プラン

ここまで10のテクニックを紹介しましたが、「全部役立ちそうだけど、何から始めれば?」と思うかもしれません。

3週間の段階的学習プランを提案します:

第1週:ショートカットの習得

  • 毎日 Cmd+I(Composer モード)で少なくとも1つの複数ファイルタスクを処理
  • @ 記号の8つの用法を練習、毎日3回以上使用
  • Ctrl+→ での部分受け入れを強制し、マウスを卒業する

第2週:コンテキスト管理の設定

  • 1時間かけて .cursorrules ファイルを作成(一度の設定で一生の得)
  • Notepads で重要情報を記録する習慣をつける
  • 複雑なタスクで Plan Mode を試し、AI の計画能力を体感する

第3週:プロンプト最適化とコスト管理

  • 3〜5個のカスタム Commands を作成(/review, /test など)
  • 黄金公式で Prompt を書く:具体タスク+技術要件+コンテキスト引用+期待結果
  • タスクの複雑さでモデルを切り替え、単純タスクは GPT-3.5

期待される効果:

  • コーディング速度 40-60% 向上
  • AI 正確率 30% 以上向上
  • 月額費用 30-40% 削減
  • コード品質と規範性の著しい改善

今、Cursor を使っていてどう感じていますか? もしまだマウスとキーボードを行き来し、AI に要件を繰り返し説明し、毎月の請求書に心を痛めているなら、ぜひこれら10のテクニックを試してみてください。

まずは .cursorrules とショートカットの設定に1時間投資することをお勧めします。その後の時間の節約効果は絶大です。私自身、最初は「AI チャットツール」ユーザーでしたが、今では Cursor なしではいられないヘビーユーザーになり、効率向上は目に見えて明らかです。

質問があればコメントで交流しましょう。これからも Cursor 実戦経験をシェアしていきます。

Cursor ショートカット習得とコンテキスト最適化

基礎的なショートカットから高度な Prompt 最適化まで、Cursor の使用効率を体系的に向上させる完全プロセス

⏱️ Estimated time: 3W

  1. 1

    Step1: コアショートカットの習得(第1週)

    **Cmd/Ctrl+I:Composer 全画面モード**
    • 適用シーン:複数ファイルのリファクタリング、モジュール跨ぎの機能開発、複雑なバグ修正
    • 使用方法:Cmd+I で全画面エディタを開き、@ で複数ファイルを引用
    • 実戦例:@frontend/Form.tsx @backend/api.ts @models/User.ts ユーザーモジュールのリファクタリング
    • 効果:複数ファイル編集効率が3倍向上

    **@ 記号の8つの用法**
    • @ファイル名:特定ファイルの引用
    • @フォルダ:ディレクトリ全体の引用
    • @コードブロック:選択コードの行単位引用
    • @シンボル:関数名/クラス名の検索
    • @Git:直近の Git 変更の引用
    • @Web:Web ドキュメント検索(Pro 版)
    • @Docs:公式ドキュメント引用
    • @Codebase:グローバルコード検索
    • 効果:AI 正確率が62%から91%に向上

    **Ctrl/Cmd + →:部分受け入れ**
    • 使用シーン:AI 生成コードの一部だけ欲しい、後半を手動調整したい
    • 操作方法:右矢印で少しずつ受け入れ、Esc で終了
    • 効果:コーディング速度40%向上、マウス操作28%減少
  2. 2

    Step2: プロジェクト規範とコンテキスト設定(第2週)

    **.cursorrules ファイル作成**
    • 場所:プロジェクトルート
    • 内容テンプレート:
    技術スタック:React 18 + TypeScript + Vite
    コード規範:
    - コンポーネントは関数式+Hooks
    - ファイル名は PascalCase
    - ES6+ 構文使用、var 禁止
    - エラー処理は try-catch 統一
    - API リクエストは async/await
    • 効果:PR レビュー指摘が10件から2-3件に減少、型エラー35%減

    **長コンテキスト管理6大戦略**
    1. Notepads 機能:重要要件と設計判断を記録
    2. 定期的な新セッション:機能開発完了で要約して新セッションへ
    3. @ 記号再導入:AI が忘れたら説明より @ファイル名
    4. .cursorrules でルール保存:プロジェクト級ルールは恒久化
    5. コードコメントで決定記録:設計理由をコメントに残す
    6. 複雑タスクの段階化:大機能は小タスクに分割

    **Plan Mode の使用**
    • 有効化:Composer モードで Plan ボタンクリック
    • 適用シーン:複数モジュールに関わる複雑機能
    • 効果:完了率60%向上、手戻り率40%低下
  3. 3

    Step3: Prompt 最適化とコスト管理(第3週)

    **カスタム Commands 設定**
    • パス:Settings → Commands → Add Custom Command
    • 常用コマンド:
    /review:コードレビュー(パフォーマンス、セキュリティ、規範)
    /test:単体テスト生成(Jest、80%カバレッジ)
    /refactor:リファクタリング(計算量、可読性)
    /docs:JSDoc コメント生成
    • 効果:定型操作効率80%向上

    **高効率 Prompt 黄金公式**
    具体的タスク + 技術要件 + コンテキスト引用(@記号)+ 期待する結果

    例:
    @pages/Dashboard.tsx にデータエクスポート機能を追加して。CSV と Excel の2形式対応。
    UI は @components/ExportButton.tsx 参考、ロジックは xlsx ライブラリ使用。
    現在のフィルタ条件下の全データを含めること。

    **モデル選択戦略**
    • GPT-4:複雑な設計、重要バグ、新機能計画
    • Claude Sonnet:日常コーディング、レビュー、リファクタ、テスト
    • GPT-3.5-turbo:単純修正、フォーマット、コメント、翻訳
    • 効果:月額費用28ドルから15ドルへ、45%節約
  4. 4

    Step4: バージョン管理セーフティネット構築

    **Git バックアップ戦略**
    • 重要修正前:git add . && git commit -m "refactor前のバックアップ"
    • 変更確認:git diff で AI の修正を見る
    • 単独ロールバック:git checkout HEAD -- ファイルパス
    • 黄金律:
    - 小修正:AI に直接任せる
    - 中規模:Diff を見て確認
    - 大型リファクタ:必ず先に Git コミット

    **Cursor 内蔵ツール**
    • Diff View:サイドバーで変更比較(赤削除、緑追加)
    • Auto Save:Settings → Files → Auto Save → afterDelay
    • Local History:右クリック → Local History で履歴確認

    **障害復旧フロー**
    1. git diff で全変更確認
    2. 問題ファイルを特定
    3. git checkout HEAD -- ファイル名 で単独ロールバック
    4. 有用な変更は維持
    5. テスト実行検証

FAQ

Composer モード (Cmd+I) と通常チャットモード (Cmd+K) の本質的な違いは?
Composer モードは多ファイル編集タスク専用に設計された全画面エディタです。主な違い:

• インターフェース:Composer は全画面独立ウィンドウ、通常チャットはサイドバー
• 機能:Composer は複数ファイルの同時引用・編集をサポート、通常チャットは主に単一ファイル対話
• 効率:Composer は関連ファイルを一括処理し、切り替えの手間を省く
• 適用シーン:3ファイル以上に関わるリファクタリング、複数モジュールの機能開発、複雑なバグ修正は Composer;単一ファイルの素早い修正は Cmd+K

提案:多ファイルタスクの80%は Composer、単純な対話の20%は通常チャットを使用しましょう。
@Codebase と @ファイル名 の違いは?いつどちらを使うべき?
@ファイル名は既知のファイルを正確に引用し、@Codebase は未知の場所にあるコードをグローバル検索します。

• @ファイル名:修正すべきファイルが分かっている時に使用、直接引用
• @Codebase:コードがどのファイルにあるか不明な時に使用、関数名/変数名でグローバル検索

使用提案:
- プロジェクトに詳しければ @ファイル名(高速かつ正確)
- 大規模プロジェクトでコードを探すなら @Codebase(検索特定)
- バグ修正でエラーに関わる関数を探すなら @Codebase で素早く特定

実戦例:エラー "formatUserData is not defined" が出たら、@Codebase formatUserData で定義場所を即座に発見できます。
.cursorrules ファイルはどんな設定をサポートしていますか?効率的なルールの書き方は?
推奨設定項目:

**技術スタック宣言**
- フレームワークバージョン:React 18, Vue 3 など
- ビルドツール:Vite, Webpack など
- 型システム:TypeScript 設定

**コード規範**
- コンポーネントスタイル:関数式/class
- 命名規則:PascalCase/camelCase
- 構文制限:var 禁止、const/let 必須

**エラー処理**
- try-catch 統一かエラーバウンダリか
- ログ規範:console.error/カスタムロガー

**API 呼び出し**
- async/await か .then() か
- リクエストライブラリ:axios/fetch

**禁止事項**
- 使用を許可しないライブラリや構文を明記

提案:ルールは具体的で実行可能なものにし、曖昧な記述を避けます。設定後、PR レビュー指摘は70%減少します。
AI モデルを切り替えるタイミングは?具体的な判断基準は?
タスクの複雑さと重要性で選びます:

**GPT-4(高価だが正確)**
- 判断基準:アーキテクチャ設計、全体考慮が必要、オンライン緊急バグ
- 具体シーン:DB スキーマ設計、高並列システム、重要ビジネスロジック
- コスト:最高、だが正確率も最高

**Claude Sonnet(高コスパ)**
- 判断基準:日常の80%のコーディングタスク
- 具体シーン:コンポーネント作成、関数記述、レビュー、リファクタ、テスト生成
- コスト:中程度、速くて質が良い

**GPT-3.5-turbo(安くて十分)**
- 判断基準:機械的、反復的タスク
- 具体シーン:変数名変更、フォーマット調整、コメント生成、翻訳
- コスト:最安、単純タスクには十分

実戦経験:Claude Sonnet で日常コーディング、GPT-4 で重要決定、GPT-3.5 で機械作業を行うことで、月額費用を40-50%削減できます。
AI がコードを壊した時の素早い復旧方法は?保険措置はありますか?
三層のセーフティネットを構築しましょう:

**第一層:Git バージョン管理(最重要)**
- 重要修正前:git commit で現状バックアップ
- 問題発生後:git diff で変更確認、git checkout でロールバック
- ベストプラクティス:大規模リファクタリング前は必ず commit

**第二層:Cursor Diff View**
- 場所:サイドバーに自動表示
- 機能:AI の修正をリアルタイム確認(赤削除、緑追加)
- 適用:中小型修正の素早い確認

**第三層:Local History**
- 場所:ファイル右クリック → Local History
- 機能:ファイルの全てのローカル履歴を表示
- 適用:commit を忘れた時の命綱

障害復旧標準フロー:
1. git diff で全変更確認
2. 問題ファイルを特定
3. git checkout HEAD -- ファイル名 で単独ロールバック
4. 有用な変更を維持
5. 再テスト

提案:重要操作前の commit 習慣をつければ、問題が起きても10分以内に復旧できます。
Prompt を長く書きすぎるとトークンの無駄ですか?詳細さとコストのバランスは?
詳細な Prompt の方がむしろ節約になります。理由は:

**短い Prompt の隠れたコスト**
- AI の誤解 → 再説明 → 複数回の対話
- コンテキスト不足 → AI の当て推量 → 間違いコード生成 → 手戻り
- 実質消費:3-5回のやり取りのトークンは1回の詳細 Prompt を遥かに超える

**高効率 Prompt の ROI**
- 一度で明確に → AI が一発で正しいコードを生成
- @ 記号で引用 → 精密なコンテキストで曖昧さを排除
- 実質節約:正確率が60%から90%に向上し、2-3回のやり取りを削減

**最適戦略**
1. 初回 Prompt を詳細に書く(タスク+要件+コンテキスト+期待)
2. @ 記号でテキスト記述を代替(@ファイル名 はコードコピペよりトークン節約)
3. .cursorrules で重複説明を削減
4. カスタム Commands で常用タスクを標準化

実測データ:詳細 Prompt で AI 正確率は50%向上し、総トークン消費は逆に30%減少します。
チームで Cursor 設定を統一するには?.cursorrules は共有できますか?
共有可能で、共有すべきです。推奨フロー:

**1. .cursorrules ファイルをバージョン管理に入れる**
- 場所:プロジェクトルート
- 操作:git add .cursorrules && git commit
- 効果:チームメンバーが clone 後、自動的に同じ設定を取得

**2. チーム規範の統一**
- 技術スタックバージョン
- コードスタイル(Prettier/ESLint ルール)
- 命名規則
- エラー処理パターン
- 禁止ライブラリと構文

**3. カスタム Commands の共有**
- エクスポート:Settings → Commands → Export
- 共有:ドキュメントや設定ファイルでチームに共有
- 統一:/review, /test などのコマンドをチームで一致させる

**4. 定期同期更新**
- プロジェクト進化に合わせて .cursorrules を更新
- 新技術、新規範をタイムリーに補充
- チーム Review 後にコミット

効果:チームコードスタイルの一致率80%向上、PR レビュー時間50%短縮、新メンバーのオンボーディング期間が3日から1日に短縮。

8 min read · 公開日: 2026年1月26日 · 更新日: 2026年2月4日

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